恋とキュンキュンが高齢社会を救う(前編)

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ブログ開設してから3つ目の記事です。

更新全然できていません。

ただし、もう1つのブログはなんとか300pv/1日くらいに育ってきました。

収益化にはまだほど遠いですが頑張っていきます。

 

 

今回の記事は前編ということで、少子高齢社会の把握をします。

 

 

きっかけは肺気胸

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なぜ今回記事を書こうと思ったのかというと、肺気胸で入院し時間ができたからです。

1年前に患い、再発しました。

 

気胸って2日くらいはしんどいですけどそのあとは平気です。

 

だから暇で仕方がない!!

Huluで何か陽気になれるものは無いかと探していたら…

 


Intro Are You The One? (Season 1)

 

Are You The One? 運命の相手は誰⁉

という面白そうな番組が。

 

・男女10人ずつ共同生活

・事前に質問事項や面接をし、それぞれに適合している人が参加している

・パーフェクトマッチが10組存在し明かされていない

・誰がその運命の人なのか探るためデートを重ねる

・真実の部屋という「二人がパーフェクトマッチなのか」答えを出せる部屋がある

・セレモニーが10回ある。セレモニーではそれぞれが相手を指名し10組を作る。

・どの組み合わせがパーフェクトマッチかは明かされないが、何組合っているのか答えがでる

・10組すべて合っていれば賞金1億ドル

 

これが面白い!!

運命の人だと思っているのに真実の部屋行ったら違っていたり。

すぐにS〇Xしたり。

女同士、男同士で喧嘩したり。

でも最終的には1億ドルに向けて一致団結していくんです。

 

 

 

これ見てね、思ったんですよ。

 

恋したーいってね。

 

でもさ、ここ病院なのよ笑。

 

現実をみよう。

 

前回は違う病院で個室だったのですが、今回4人部屋にいまして色々思うことがありました。

 

高齢者が多く、看護師さんの手がかかっている

・全然お見舞来ない

・肺炎、肺がんの人が多い

・個室が空いていない

・看護師の人達ほぼ毎日おる

・看護師が患者から給料問われて「安い」と嘆いている

 

高齢社会、少子高齢化など問題があるというのは皆さまご存知ですね。

 

しかしながら、普段生活していて緊急性を感じるものでもないですし、実害を被っているわけでもありません。

それゆえ深くこの問題を考えていないですよね。

 

でも入院して現場を体験して本当に高齢社会を痛感しました。

 

看護師さんほぼ介護も同時にやってます。

お見舞いの人全然こないから看護師さんの負担すごいです。

こんなんで給料安いってそりゃ離職率も高いの当然だと思います。

入院している方々のお子様もそりゃ働いているし、なかなか来れないですよね。

 

もう思うことが色々ありすぎて

問題をきちんと認識したいと思い色々調べました。

 

そして出てきた思いは、最初に戻りますけどね。。。。。

 

みんなもっと恋しよーーーー!!

ってことです。

 

している方にはうるせえよって感じかもしれませんけども。。。

お許しください。

 

してない方。

あなたの恋は日本への貢献になるのです!!

心から応援します。

 

 

 

高齢社会の実態

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ここからちょっと真面目な話です。

 

高齢社会の実態を正確に認識している人はどれほどいるのでしょうか。

1つ1つ実態を把握していきましょう。

 

総務省統計局が発表した(H28.9.15推計)65歳以上の高齢者は3461万人。

数字が多いのか少ないのかよくわかりませんので、割合にしてみますと、

 

「総人口に占める割合が27.3%」

 

つまりざっくり4人1人が65歳以上ということですね。

 

80歳以上の人口は1045万人ですから、高齢者の中の3人に1人が80歳なんです。

この高齢者割合というのは主要国では最高です。イタリアの22.7%が2番手です。

 

これから先、高齢者の高齢化がますます進んでいきます。なぜならば

団塊の世代=第一次ベビーブーム世代が75歳に近づいてきているからです

 

団塊の世代、第一次ベビーブームとは

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1947年~1949年生まれの人を指します。第二次世界大戦後に生まれた世代です。

世界的な現象であり、ベビーブーマーという言葉は基本的にはアメリカを指します。

1947年生まれの人で現在70歳です

 

それぞれ出生数は

1947年(昭和22年)267万人

1948年(昭和23年)268万人

1949年(昭和24年)269万人

 

2016年の年間出生数は初めて100万人を割り97万6979人です。

 

つまり今の2.5倍ほど子供が産まれていたのですね。

 

 

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                       出典:総務省統計局HP

 

 

この団塊の世代の方々が75歳になり始めるのが2022年です。

 

団塊の世代の方々の子供を団塊ジュニア世代といいます。

この時も出生数は多かったです。

1971年~1974年生まれですから、今43歳から46歳ですね。

 

この方々もどんどん高齢になっていき2040年にはこの世代の方々も高齢者になります。

 

先述の通り出生数が減少する一方で高齢者はどんどん増えていますから

人口が減少していくことは避けれません

 

2016年に発表された2015年国勢調査人口は1億2711万人となり

大正9年の調査開始以来、初めての減少でした。

 

高齢者は医療の高度化により長生きできるようになりました。

それゆえ少ない出生数でも人口も増えてきたというトリックです。

 

人口が増えてきていたことも少子高齢化の危機感にブレーキをかけてきた要因だと思います。

 

ですが、いよいよ人口減少です。

 

実は、人口減少の兆候はすでに「全国高等学校野球選手権大会」の出場校数の減少に現れてました。

 

甲子園を目指す出場校が減っている

 

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これは 「全国高等学校野球選手権大会」の出場校数の推移です。

 

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今年で参加校数は14年連続減少しているのです。

理由は部員不足と統合で、これは明らかに高校生の数の減少、つまり若い世代の減少ということです。

 

ここで心配になるのは

人口減少は切磋琢磨の絶対数を減らしてしまう

ということです。

 

「甲子園を目指す高校」は上記のように減っています。

あたりまえですが、甲子園を目指す人の数も減っています。

これは野球に限ったことではありません。

 

 

 

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                                文部科学省「学校基本調査」より作成  

18歳の人口は1992年(平成4年)を境に205万人から119万人になっています。

ちょうど団塊ジュニア世代の方々が18歳になったころということです。

 

1990年には私立大学では定員割れの割合が4%でした。

 

しかし、1990年代後半から徐々に上昇していき、近年では40%前後で推移していいます。

 

もはや定員割れはあたりまえ状態になっており、今後国立大学でも経営が立ち行かなくなっていく可能性も孕んでいます。

これでは若い世代も整った環境でしっかりと学ぶことができなくなってしまいます。

東大を目指す人も少なくなれば、東大のプレゼンス自体世界では危うくなります。

切磋琢磨が起きなければイノベーションも起きにくくなります。

 

前編まとめ

前編は一旦これにて終了。

いかがですか。少し少子高齢化に関して実態を把握できましたでしょうか。

 

前編をまとめると

 

・海外TV番組に感化され恋したくなった

・でも我に返り病棟見渡したら問題意識が芽生えた

高齢社会と、少子化について調べた

・4人に1人が高齢

・人口減少が始まった

・若者が減り、切磋琢磨ができにくくなっている。

 

今回はまだ問題点はあまり書き出していません。

後編できちんと問題点を洗い出していきます。

 

後半へと続く。